繰り返されるかゆみや赤み、湿疹やかさぶたなどの症状のあるアトピー性の皮膚炎に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
アトピーを完治させることは難しいといわれており、症状を発症させないよう日々の生活を見直していきましょう。
今回ここでは、アトピー性皮膚炎の要因とその予防法についてご紹介していきます。
アトピー性皮膚炎の要因とは
アトピー性皮膚炎とは、肌のいちばん外側の角質に備わっているバリア機能が低下しているため、細胞の間に隙間ができてしまうことです。
その隙間から肌の水分が抜けてしまい、角層のバランスが崩れ、外からさまざまな刺激やアレルゲンが侵入してしまうのです。
アレルゲンが肌から侵入すると、それを攻撃して体の外へ追い出そうとすることで炎症が起こります。
すこしの刺激でもかゆみが起こりやすい状態のため、掻いてしまい、よりバリア機能が破壊されるという悪循環に陥りやすくなるのです。
強いかゆみを伴う湿疹や赤みが治まったり発症したりを繰り返して、かゆみからくる精神的ストレス、悪化した皮膚に感染症が起こりやすいなどの悩みもあります。
アトピー性皮膚炎の 「atopos」という語源は、「とらえどころのない」という意味があり、原因が複雑に絡みあって起こる病気であるということを現しています。
快適な生活のために行うこと
かゆみや湿疹の予防には、日ごろから肌のバリア機能を高めていくことと、その原因から避けることです。
身の回りに刺激の原因となるものがないか、まずチェックしてみましょう。
金属や薬品、食品などのアレルゲンがないか一度、医師の指導の下で検査することをおすすめします。
また、睡眠不足や偏った食生活やストレスはないか生活習慣を見直して、常に体調管理に努めることが大切です。
肌を清潔に保つ
汗はこまめにふき取り、紫外線などはできるだけ直接当たらないようにすることが大事だといわれています。
衣類を洗濯する際は、すすぎを十分に行って衣類に洗剤が残らないようにして、すこしでも肌の刺激を少なくすることが重要です。
身の回りの気になるところをひとつづつ改善していくことで刺激のない環境を作っていきましょう。
かゆみから解放された肌へ
いかがだったでしょうか。
アトピー性皮膚炎の要因とその予防策についてご紹介していきました。
アトピー性の肌荒れは、日々の生活を見直すことで少しづつ改善されていきます。
これらを生かして、健やかな肌を目指しましょう。