ニキビといえば、顔にできるイメージが強いと思いますが、アクネ菌は全身の皮膚に常在しているため、どこにでも発症する可能性があります。例えば、お尻。これからのプールシーズンや、長時間のデスクワークなど、お尻が肌荒れしていると楽しめないことが多いですよね。今回は、お尻の肌荒れについて対策を解説します。
なぜお尻が肌荒れしやすいのか?
おしりにニキビ!? と思われる方も多いかもしれませんが、実はおしりはニキビができやすい部位なんです。
ニキビは皮膚常在菌のアクネ菌が多く存在したり、皮脂の分泌が多かったり、毛穴汚れなどによる詰まりがあったりすると、発生しやすいと言われています。
そう、おしりはニキビができやすい環境が揃っているのです。
おしりは下着や服などで通気性が悪く、汗や皮脂などで非常に蒸れやすいため、雑菌が繁殖しやすい部位です。そのため汗をかく夏場などは特に菌が繁殖し、ニキビができやすい環境となります。
また、おしりの毛穴は長時間の座位などによって圧迫されやすいですし、汗や皮脂の分泌が滞り、毛穴詰らせることも少なくありません。
このように、おしりはニキビができる条件が揃いやすく、実はニキビができやすい部位なのです。
お尻の肌荒れの治療法とは?
薬局などにはニキビの治療薬が数多く販売されています。多くのお薬には炎症を鎮める成分が含まれており、詰まった毛穴内に浸透して炎症を抑えることで、ニキビの治りを促す効果が期待できます。
市販薬を使って2~3日ほど経っても症状が改善しない場合は、放置せずに早めに病院を受診しましょう。
お尻の肌荒れ跡…対策は?
お尻が肌荒れしてしまうと、跡が残ってしまうことがあります。少しでもニキビ痕を目立たなくするためには、おしりの乾燥を防いで皮膚の弾力性を維持し、おしりに刺激を与えないことが大切です。
おしりニキビ跡のセルフケアをご紹介しましょう。
1.入浴後には保湿効果の高い化粧水や乳液を使用する
2.長時間の座位は避ける
3.密着度の高い矯正下着は避ける
まずは手軽にできそうなことからチャレンジしていきましょう。
最後に
おしりのニキビは女性にとって非常にデリケートな皮膚トラブルです。病院に行くことに抵抗がある人も多いと思います。しかし、おしりニキビは悪化すると一生消えない跡を残すことがあり、跡を目立たなくするには長期間の治療や入念なセルフケアが必要になります。
そうなる前に適切な治療を受けるようにしましょう。