空気が乾燥する季節になりました。大人の肌もカサカサが気になりますが、お子さんの肌は十分に保湿されているでしょうか? 特に赤ちゃんでは、アトピー性皮膚炎の予防という視点からも、スキンケアが非常に大切です。今回は子どもの肌荒れとアレルギーの関係や、正しいスキンケアの方法についてご紹介します。
なぜ子供にスキンケアが必要なのか?
乾燥肌のお子さんにはスキンケアが大切ですが、特に冬は肌が乾燥します。そうすると、外からの異物の侵入を防ぎ、水分の蒸発を防ぐ皮膚の働きである肌の「バリア機能」が落ちてしまいます。バリア機能が落ちたままだと、肌が炎症を起こしやすくなり、「アトピー性皮膚炎」へと進行していってしまうことがあるのです。
アトピー性皮膚炎とは?
外部からの異物や刺激によって肌に炎症が起きる病気です。かゆみや赤みを伴う湿疹を、慢性的に繰り返します。乳児では2カ月以上、それより大きい子では6カ月以上、この症状が続くと、アトピー性皮膚炎と診断されます。
他にも子供の顔に湿疹が出る病気として、生後1~2週間頃から見られる「乳児脂漏性湿疹」や、「新生児にきび」、両ほほに現れる「りんご病(伝染性紅斑)」、「単純ヘルペス感染症」「はしか」「アトピー性皮膚炎」などがあるので、心配な時は病院に行きましょう。
肌を健やかに保つために
色の濃い野菜を食べ、甘いものは控えめに
ビタミンAやCには、皮膚の乾燥を防ぎ、皮膚の再生を助ける働きがあります。カボチャ、ニンジンなどに豊富に含まれているので積極的に摂取しましょう。逆に、糖類は肌の抵抗を弱めて肌荒れの原因になるので気を付けて。
寝つきを良くし、質のよい睡眠をとる
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、皮下組織の水分を保ったり、肌の細胞を生まれ変わらせる働きがあります。成長ホルモンは、入眠して3時間の間、深い眠りで分泌量が増えるため、寝つきを良くして深く眠ることが大切です。
寝る前のゲームは寝る前は我慢
寝る前のゲームやスマホは避け、リラックスして眠るようにしましょう。リラックス効果の高いアロマでお部屋を満たすのもおすすめです。
寒くても元気に遊び、代謝をアップ!
運動することは血行をよくし、新陳代謝をアップします。 それは、お肌の代謝にもつながります。寒さに負けず、外で元気に遊びましょう。
紫外線には要注意
紫外線に当たると角質層がダメージを受けて保湿機能がダウンし、肌の水分が奪われてしまいます。冬でも日焼け止めを塗るなどで紫外線対策をしましょう。
いかがだったでしょうか?
子供の肌も、正しいケアをすれば肌荒れ予防になります。健やかな肌で毎日を過ごしましょう。