きちんとスキンケアをしているはずなのに、「肌がつっぱる・・・」「カサついてメイクがキレイにのらない」「かゆみを感じることがある・・・」など、肌の乾燥に悩んでいませんか?
肌の乾燥を予防するにはどうしたらよいのでしょうか。その対策についてわかりやすくご紹介します。
肌が乾燥する原因
肌の乾燥に大きく関わっているのが、肌の一番外側にある「表皮の角層」という部分です。角層では細胞がすきまなく並ぶことで「肌のバリア機能」が働き、肌から水分が蒸散するのを防いでいます。しかし、下記のような要因があると「肌のバリア機能」が低下し、水分が逃げやすい状態(乾燥肌)になってしまいます。
・紫外線
紫外線はシミやシワ・たるみなどさまざまな肌老化の原因になります。時には、肌の表面にダメージを与えて日焼けを起こし、角層から水分を奪って肌をごわつかせてしまいます。
・年齢と乾燥
加齢にともなって肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激に弱くなってしまいます。
一方、赤ちゃんはまだ肌のバリア機能が完成していないことから、乾燥によるトラブルを起こしてしまいます。このように、乾燥によるバリア機能の低下は年齢を問わず起こることがあります。
乾燥ケアの方法
では、肌の乾燥をなくすにはどうしたらよいのでしょうか。
スキンケアや生活習慣の見直しなど、生活のなかでできる対策について見ていきます。
・保湿
洗顔のしすぎは、肌に過度な刺激を与えたり、保湿成分を失ったりすることになります。ですので、洗顔は朝と夜の1日2回までにしておくことがおすすめです。洗うときは洗顔料をたっぷりと泡立てて、泡をクッションにしてやさしく行います。すすぎは洗顔料が肌に残らないようにしっかり洗い流してから、清潔なタオルで水気を拭き取りましょう。
洗顔後は肌が乾燥しやすくなっていますので、すみやかに基礎化粧品で保湿ケアを行い、角層をみずみずしい状態に保ちましょう。
また、保湿成分や肌バリアの保護成分にはさまざまなものがありますので、自分の肌にあったものを選ぶようにしましょう。
・生活習慣
肌の乾燥対策には、睡眠や栄養補給など内側からのアプローチも重要です。良い生活で、肌のターンオーバーのサイクルを整えましょう。
睡眠の質を上げるには、眠り始めてから最初の3時間の間にぐっすりと眠ることが重要です。ベッドに入る1~2時間前に入浴を済ませて体を温め、寝る頃にはほどよく体温が下がるようにするとよく眠れます。
また、寝る1時間ほど前からは飲食を控え、脳を覚醒させるようTVやスマホもできるだけ使用は避けましょう。寝室の照明を落としておくのも、良い眠りに入るためのコツです。
食事面では、栄養を過不足なく摂ることが大切です。特に、良い肌の材料となるタンパク質や、ビタミンAやビタミンB群、抗酸化作用で肌細胞を守るビタミンCやビタミンE、を積極的に摂るようにしましょう。
・紫外線
毎日の紫外線対策も重要です。特に紫外線による刺激に敏感な人は、日焼け止めや帽子、日傘などで肌を守りましょう。
最後に
いかがだったでしょうか?
乾燥から肌を守るために、できることから取り組んでいきましょう。